松本駅近くのある道路。
FM長野さんの前の道と言ったら地元の方ならお分かりでしょうね。
ここら一帯はだいぶ前から道路拡張にともないずっと工事をやってますよね。
で中央分離帯に植わってた立派なケヤキもお引っ越しだそうで綺麗に根巻きされておりました。
実は最初に見た時、また新しいケヤキを植えるのかと思って内心
「もうやめとけよー。どうせまたぶった切る結果になるんだろう?」
なんて思いました。
だけど、反対でした。(^^;;
植えるのではなく、植わっていたケヤキの移植でした。
どこかの公園に移されるそうですよ。よかったよかった(^^)
ところで、こんな寒い時期にケヤキを動かして大丈夫なの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ケヤキを含む落葉樹(冬に落葉して枝だけになる樹)は葉を落としてから春までの
間はいわば冬眠期になりまして、ほとんど活動をしていません。
その隙にそっと移動しておけば実は結構大丈夫なんですよ。
でも、一年中葉のついている常緑樹はこれはできません。
常緑樹は冬でも冬眠していません。でも他の季節に比べると
かなりエネルギーを絞って活動しています。一生懸命寒さに耐えている
わけです。
写真は、ナンテン。かなり寒さには強い常緑樹です。
そんな時にむりやり移動させたり強剪定(大きな枝などをカットする剪定)
をしてしまうといきなり弱ってひどい場合は枯れてしまいます。
冬場の剪定や移植は落葉樹だからこそできることなのです。
それでも、このケヤキのような大きく育った樹を移植するのは
危険を伴います。その場所に長く生きていればいるほど、移植は難しいのです。
無事引っ越しが出来ることを祈っています。