今回はあまり楽しい話ではありません。
地元の人ならだいたいご存じの某大学近くの坂。
かつては道の両側に大きなケヤキが立ち並び、
箒を逆さまにしたような樹形ゆえに上の方で左右のケヤキは
つながってケヤキのトンネルができてました。
その様がとても綺麗ではありましたが、
一方で、ケヤキはとにかく落ち葉の量がすごいし、
ムクドリがやたらと集まりやすいし、
そもそもケヤキというのはすごい大木になる木です。
その大木に対して根元の植栽マスはかなり小さかったのです。
案の定、すさまじく根が張って縁石やアスファルトを割り
狭い植栽マスはほぼ崩壊。
そんな景色を見てきていましたので、これは将来的にどうするんだろうなぁ
とここを通る度に気にしてみていました。
そして、久しぶりにこのケヤキトンネルを通ったら…
全てのケヤキが綺麗に伐採されておりました。。。
相当な量だったと思います。
でかい切り株だけがちょこんと顔を出していました。
哀しい結末ですよね。
そもそもは大木になることが分かっているケヤキを
あんな小さなマスの中に植えた事が間違い。
落ち葉で苦労することだって大きくなりすぎてアスファルトを割って
しまうことだって、プロなら知っている話です。
それをあえてやった人がいるはずで、その罪は大きいと思います。
でも、街路樹なんてそういうところが他にもいっぱいあります。
なんとかがんばって生き延びて欲しいものだと願っています。