お客様からご質問をいただきました。
「シャクナゲを移植したいのですが、いつがいいでしょうか?」
【お答え】
シャクナゲは、常緑の低木です。
基本的に常緑樹は寒い時期の移植はむいていません。
落葉樹は、落葉した後に移植することができる木が多いです。
これは木が落葉あとに仮死状態のようになっていてほとんど活動を停止している
ので、その間にそっと動かすことができるのです。
逆に常緑樹は一年中葉をつけていて冬場でも夏ほど活発ではないにしろ
活動を続けています。ただ、根が伸びたり新しい葉を作るほどの活動はしていません。
活動しているのに活発ではない。
こういう状況で、木に負担のかかる移植に耐えきれない場合が多いのです。
なのでご質問の答えとしては、
シャクナゲの移植に一番適した時期は、活動が活性化してくる3,4月がベストです。
この時期ですと多少木がダメージを受けても乗り越えられる活力がある時期なのです。
ちなみにシャクナゲの根は浅く広くひろがる性質があります。なるべく根を切らずに
根の張る通りに浅く広く掘りあげてあげると良いと思います。